10月の宮崎日日新聞のエントリーの広告に「秋、結婚の季節です。『婚活』してますか?」というキャッチフレーズをつけましたがご覧になった方もおられるんじゃないでしょうか?
婚活(こんかつ)というのは就職活動を『就活』と略すように結婚活動を略した言葉だそうです。(となると、週に一回しかブログを書こうとしない私にとって、ブログを書くということは『週活』するということになるのかな?とくだらないことを考えてしまいました)。
一般的にいって自分の気に入ったところに就職する為には今や就活=就職活動をしなければ入るのが難しいのは常識となっています。
それと同じように、現代は自ら『婚活』=結婚活動しないと結婚するのは難しい時代になっているという意味で使われているようです。
『婚活時代』という本が出版されたことで話題になり、その後いろんな新聞や雑誌で特集されているため『婚活』という言葉をご存知の方は多いのではないかと思います。
私は実のところつい最近までこの言葉を知りませんでした。最近入会された方が最初無料相談に来られた時に『婚活しにきました』といって部屋に入ってこられた時に初めて耳にした次第です。
それを聞いた時、私は『トンカツ…』っていったわけじゃあないだろうし『なんのことだろう?』とポカンとしていました。一方好奇心旺盛な私の奥さんはしっかりとその辺の情報はつかんでいて、「それはご苦労様です」とにこやかに挨拶を返していました。
『やばい!皆が知ってることを自分だけが知らなかった…』そう思った途端に負けん気の人一倍強いこのおじさんはカーっと燃えてきました。 そのお嬢さんが帰られたあと、しゃくだと思いながらも、奥さんに『婚活』の概要を教えてもらうと早速書店に行ってその本を購入しました。TVでその特集を目にすることもできました。
関連する特集記事を読んだりして集中的に勉強しましたので『婚活』についてようやく人並みの知識をつけることはできるようになったかと思います。
最初の内は『婚活』としての出会いの場はインターネット上の掲示板や合コン、友人の紹介などが殆どだったようですが、最近では結婚情報サービス(相談室)を活用する人が増えているようです。
また、『婚活』といっても、合コンに参加したり、女性の場合は家事をキチンとするなど、特別なことではなく普段の生活の中でやっていることを『婚活』と呼んでいるケースもあるようです。
マッチドットコムジャパンが首都圏在住の25~39歳の独身男女200名を対象に『婚活』についての意識調査を行い『婚活していますか』と尋ねたところ、なんと全体の8割の男女が「YES」とこたえたそうです。
『婚活』をする理由で最も多いのは、男性では『真剣に結婚したいから』で、『適齢期だから』『最良の人と結婚したいから』がそれに続き、
女性では『最良の人と結婚したいから』が最も多く、『真剣に結婚したいから』『適齢期だから』がそれに続く結果となったそうです。
逆に、婚活しない理由をみると、男性では『結婚する気がないから』、女性では『結婚は自然にするものだから』がそれぞれ1位となっています。
その他の理由としては『金銭的に余裕が無い』といった現実的なものから、『結婚のために ガツガツするのは恥ずかしい』『いつか運命的な出逢いがあるはず』といったロマンチスト的なもののほか、『結婚は諦めている』とか『どんなことをしたらいいのか分らない』という回答などがあったそうです。
また、婚活していることを周囲にオープンにしているかどうかを尋ねたところ、男女とも半分以上の人が『誰にもオープンにしていない』と答えたそうです。
この傾向は地方に行けば行くほど顕著にその傾向が現れるように思います。
エントリーにおいてもこの傾向はハッキリと現れており、家族にすら秘密にしておきたいという人が大部分です。
その結果、会員さんに連絡を取るときは携帯への電話かメールにせざるを得ず、結構大変です。
ところが、最近ではその流れにも変化の兆しが見受けられるようになってきており、30代から40代の女性の中で『婚活』している人の中には、同僚達と食事をするときなどに話題にしたり、友人に相談したりなど『婚活』の内容を気軽に話している人が増えてきているのだそうです。
確かにそういわれてみれば、エントリーに入会している会員さんの中にも、婚活の意義を認め友人を連れてきて入会させて下さった方が女性会員の中に何人かおられます。
『婚活』も、『就活』と同じレベルとまではいわないものの徐々に市民権を得てきつつあるということなのでしょうか?
『婚活』を進める上で中心的な役割をはたしている結婚情報サービス(相談室)を利用することについてそれでもまだ抵抗があるという人は、世の中の流れというものを再認識し直すとともに、まずそのような偏った先入観を捨て去るということが大事なのではないでしょうか?
『婚活時代』の著者の一人、ジャーナリストの白川桃子氏は『とにかく今の時代は努力しないと結婚できない』という現実を指摘して、『婚活』の必要性を説くとともに、『婚活』していることを隠したがる風潮に対しては、『婚活』の第一歩は自分が婚活中であるということを恥ずかしがらずに開示することだ』とアドバイスしています。
いずれにしても周りの人たちがお膳立てしてくれて、それに乗っかっていさえすれば結婚できた時代と違って、いまや、まっていても誰もお膳立てなどしてくれないというのであれば、自ら動かなければ、結婚は難しくなっているということだけは間違いないようなので、自ら計画を立てて『婚活』にせいを出すしかないのではないでしょうか?
婚活時代という本を読んでおられない方は一度はお読みになることをお勧めします。何らかの形で得るものがあると思いますよ。
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