これから紹介するブログは、実は8月に書いたものですが、本日チェックしていましたら、『記事の状態』が『下書き」のままになっていました。
自分としては公開したつもりでいましたが、『下書きのままになっているということはひょっとすると公開したかもしれませんし、公開してないかもしれません。
「これは一回分助かったかもしれないぞ、ラッキー!」ってな調子で今回分としてアップすることにしました。
もし、一度公開してあって読まれたことがある方は、「ボケ!」と悪態をついてすぐに読むのを中止していただいて結構ですし、初めて目にされた方につきましては、お暇でしたらさらっと目を通してくだされば幸いです。それでは以下、宜しくお願いします。
先日、入会後3年になろうとするAさんからいつものように『訪問したい』との予約の電話が入り、いつものようにキチンと時間前にエントリーに入ってこられました。
応接ルームに入ってきた彼が開口一番
『私、この度、ウチの近くの女性と縁があって結婚することになりましたので、それをお二人にご報告したいと思って今日はやってきました』とのこと。
私達は彼の意外な(?)言葉にしばらく唖然とするとともに、『えー、?!マジー?』と年甲斐もない言葉を吐きながら彼の傍により『良かったねえ。おめでとう』と強く握手をかわしました。
Aさんは宮崎市からクルマで1時間ほどのところに住む40歳のサラリーマン。 37歳の時に入会してこられたのであるが、なかなか縁に恵まれず、いまや40の大台を迎えたという次第。
収入がいまいちなではあったが体育会系だったので真面目で礼儀正しく、家族を大切にする結婚相手としては私達からすると申し分のない会員さんだと思うのですが、なかなか良縁に恵まれずエントリーで20回以上ものお見合いをされましたが、実りなし!
なんとか私達の推薦でお見合いまで漕ぎ着けても、相手の方から言いにくそうに
『真面目で優しくて立派な方だとはよく分るのですが、なかなか話が弾みません。大変申し訳ないのですがご縁がなかったということでお願いします』
といった電話が入って交際迄にはいたらないというケースが殆ど。交際に入ってもまた三回ほどデートしたらお終いというケースが続いていました。
そのたびに相手の女性に彼のどういうところが気に入らなくてお断りしたかについてヒアリングさせてもらい、それをその都度、彼にフィードバックしました。彼はいつもそれを真剣に聞いてくれました。
しかし、そのときは分ったような感じなのですが、いざ、女性と顔を合わせると頭が真っ白になるらしく同じ様な過ちを繰り返していたようです。
NNR本部が発行ている『お見合い必勝ガイド』(わずか3ヶ月で婚約できる実践マニュアル)(男性編)をプレゼントしてレクチャーしたり、いろんなことを試しました。
そうこうしている内に彼も大分慣れてきたようではありましたが、、どうしたら彼を結婚させることが出来るかというテーマは決して簡単なものではありませんでした。
ただ、彼の立派なところは、いくら断られても、いくら私から厳しく注意されても決してそれにめげることはありませんでした。それは彼が、とにかく40歳までには何がなんでも結婚しようという強い決意を持っていたからだと思います。
『覚えが悪くてすみません』とすぐにまたエントリーにきてプロフィール集の中からこれはという女性を選び出し、お見合いの申込みをして行きました。
その真剣な態度には私達ももなんとかしてやりたいと、入会された年齢の近い女性にはそれとなく彼のことを薦めましたがはかばかしい成果は得られませんでした。
それから1~2ヶ月ほどエントリーに尋ねてこなかった彼から突然電話がかかってきて冒頭にしるしたようなシーンが展開されたという次第。
『彼女は私と一緒に居て楽しいといってくれました。その後も何度も会いましたが、いつも楽しそうにしてくれているんで思い切ってプロポーズしたらOKしてくれました。相手の両親にも挨拶してきました。これもお二人がいろいろアドバイスしていただいたお陰だと思っています。それで、今日はそれをお二人に報告したくてやってきました。』
エントリーという立場からみますとお相手の方がNNRの会員ではない為、実績の面でも、収入の面でもなんのメリットも無い為、『骨折り損のくたびれもうけ』ということになるのかもしれませんが、私達にとってははそうではありませんでした。
『良かったねエ。あなたの良さを分ってくれる女性に巡りあえて…。そのひとのことは勿論会ったこともないから何にも知らないけど、きっと謙虚で心の優しい人なんだろうね』といったら
『はい、私には勿体無いくらいきれいなひとです。おまけにソフトバンクホークスの大ファンで期せずして、今年の開幕戦は私と同じ様に福岡まで応援にいってたそうです」。ですって…。
ようやく3年目になってでは有りますが、彼にもパラダイスが廻ってきました。きっと暖かい家庭を築くことでしょう!
おそらく子供さんができたらそのお子さんも筋金いりのソフトバンクホークスのファンとなって親子で開幕初戦はいつも福岡にいることでしょう!
それにしても良かった、良かった。努力は必ず報われるということなんでしょうねえ。3年もかかったとはいえ、春は春、万歳~!
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